1.愛玩動物飼養管理士とは
愛玩動物飼養管理士は、愛玩動物の適切な飼養管理、またその普及啓発に必要な知識、技能を体系的に学ぶことができると、公益法人日本愛玩動物協会によって認められる資格です。愛玩動物飼養管理士は、日本愛玩動物協会の通信教育を受けて、試験に合格することで資格を取得することができます。
2.受験の動機
以前、同じ日本愛玩動物協会のペットオーナー検定に関する記事を書いたように、もっと体系的に犬について学びたいと思ったからでした。
ペットオーナー検定の勉強も様々なことが学べるのですが、凝り性の僕はもっと専門的で、体系的に知識を習得したいと思い、資格を取得を目指すことにしました。受験は2級と1級があって、いきなり1級から受験することはできないので、2級を選択して申し込みました。
3.教材が届いてから
申し込みから2週間程度で、教材が届きます。中身はテキストが2冊、DVDが1枚、それから課題の問題集です。
まず届いたその日に、晩御飯を食べながらDVDを鑑賞。これから頑張って勉強しようという態度としては疑問符が頭の中に出てくる人もいらっしゃるかと思いますが、これぐらいの姿勢で十分の内容でした。これはためにならないと言っているのではなく、ご飯を食べながら見ても十分理解できるほどわかりやすい内容になっていたということです。まあそういうことです。
その後、テキストを読み始めました。全体像を捉えるために、内容を暗記することを考えず、読み物的にどんどん読んでいきました。テキストは読み物として十分面白かったです。
テキスト1巻の内容は読み応えあって物凄く面白かったです。デカルトの生物機械論や和辻哲郎の風土など東西の思想の概略を動物観という切り口で学ぶことができ、最初から知的好奇心くすぐられまくりです。哲学や思想に関心がある方なら楽しめると思います。後半の動物愛護法も機会がなければ読むこともないので、興味を持って勉強できました。
参考文献としては、金森修さんの「動物に魂はあるのか」は、アリストテレスから現代まで、動物観の変遷が分かりやすくまとめられていて、また文章も読みやすく内容がどんどん頭に入ってきます。
テキストの2巻は、動物の身体の仕組みから、飼養管理、躾まで、動物そのものについて学びます。一部は、高校の生物基礎の勉強に似ています。大変面白いのですが、立毛筋とか尾脂腺とか専門用語の読み方に全てフリガナが打ってあるわけでないので、正しい読み方なのか気になっていつも調べながら読み進めたために時間がかかりました。
次に課題についてですが、1問1答形式の択一式の問題が130題ほどある問題集に解答し、マークシートを提出することになります。僕はゴールデンウィークで一気に仕上げました。1つ1つテキストに解答根拠を探しながらやっても、二、三日でできた記憶があります。問題集は試験前の対策で使えるように、全部コピーし、コピーの中にテキストの内容を書き込んでいきました。間違い選択肢1つ1つについても、なぜダメなのか、後で振り返ってわかるように根拠を書き込んでいきました。
課題を提出すると、しばらくして結果が返却されます。満点のつもりだったのですが、いくつか間違っていました。大して見直すこともなく放置し、時が流れていきます。
4.スクーリング
そして夏ぐらいに、スクーリングを受けに行きました。1日がかりの長丁場です。ほとんどが女性で、しかも専門学校の若い女の子が多かったので、場違い感半端なかったです。講義は面白いものもあれば、つまらないものもありました。ハムスターについて話されていた方のお話が非常に面白かったです。パワーポイントの資料はテキストの要点が良くまとまっていて、復習に最適でした。
5.試験前から試験日まで
11月末ぐらいに試験がありました。試験勉強は、テキストをもう一度読み直そうと思いましたが、面倒臭くて結局やめました。もう一度課題の問題を解き直すことが一番の近道だと思います。間違い選択肢の部分もしっかり確認しつつ、何度か問題を解き直しました。それ以外に出そうなところは大きめの単語カードに問題を書き込んで、スキマ時間に覚えていきました。
実際試験は難しい印象でした。ほとんど解答できたのですが、一部問題が手も足も出ませんでした。マーク式なので、適当に選択肢を選べばいいのですが、分からない問題があるのは悔しいものです。やっぱりテキストを読み返し、全体を理解しておけば良かったなと思います。
6.合格と感想
そして年始に資格認定書が届きました。有難そうなバッジも頂きましたが、どこかにやってしまいました。
全体的に受けて良かったと思える講座でした。動物に関する様々な知識が身につき、犬に関する専門書なども理解しやすくなりました。
今年は1級に挑戦してみたいと思います。
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