Happy life with Chappie

ミニチュアシュナウザーチャッピーの日常とわんこへの思いを綴ります。

桜散っちゃったね

f:id:ko-kakuno:20190413113636j:image

 

桜に関する最後の記事です。日本人の多くの人が持つ桜への愛着は何なのでしょうか。昔から日本人は桜への愛着を歌ってきました。しかも、例えば「はかなさを ほかにもいはじ 桜花 咲きては散りぬ あはれ世の中」のように、咲いて、数日もすれば散っていく桜に、諦念とか無常観とか、何かしら切なさを伴う感情を歌った歌が非常に多いです。もちろんこの歌を歌った藤原実定が生きた時代、この歌が収められた新古今和歌集が編纂された時代は貴族社会から武家社会へ移り変わる時代であり、無常観が世の中を支配した時代であったことは考慮に入れられるべきなのでしょうが、桜を見る日本人の中にこれに通じる気持ちが受け継がれているような気がします。

 

 

以前、上の記事でサラッと引用させていただきましたが、桜をテーマにした現代の歌も、切ないのが多いですよね。特にお別れを意識させるものが多い気がします。福山雅治の「桜坂」、アンジェラアキの「サクラ色」、ケツメイシの「さくら」はお別れした恋人を思い出すような内容になっています。(ケツメイシは様々なタイミングで何か思い出してますが。。。)

 

 

これは去年発売したクリープハイプのアルバムですが、その中に「栞」という歌があります。この歌も、歌詞にお別れを意識させる歌詞ではあるのですが、この歌面白いことに散った後の桜に言及しています。

 

うつむいてるくらいがちょうどいい

地面に咲いてる

 

僕が知らないだけかもしれませんが、桜が散った後の様子から、人生の新しい1ページが始まるという前向きなメッセージが込められた歌詞ってそんなにないのではないでしょうか。


f:id:ko-kakuno:20190413113632j:image

 

絵にすると、こんな様子でしょうか?いつも散歩で訪れる公園は、散った桜の花びらで絨毯ができていました。今まで意識しなかったですが、この景色悪くないなと思いました。どこでも散ってしまった後は、すぐに掃かれてしまうことが多いですが、しばらく残っていてもそれはそれで美しい景色を演出してくれるものだということを知りました。


f:id:ko-kakuno:20190413113627j:image

 

特にチャッピーは、散って初めて桜の香りを楽しめるわけです。熱心に嗅いでいました。散った桜の花びらで、これだけテンションがあげられるのは、古代の方からすればもののあはれを理解しないのかもしれませんが、クリープハイプと同じ時代では褒められた姿勢なのでしょうか。

 

そもそも、新学期が始まったり、毎年いろんなことが本格稼働するのは、桜が咲いてからではなく、桜が散ってからです。桜が散るというのは、僕たちが新しいことにチャレンジしていく合図といえます。前向きなはずなのです。

 

f:id:ko-kakuno:20190414222737j:image

 

申し込んだ愛玩動物飼養管理士1級の教材が届きました。僕は今年もいろいろやっていきたいことはあるのですが、そのうち最も大きいことの一つは1級に合格することです。

 

ここから、また改めて、前向きに頑張っていきたいと思います。

 

↓クリックで応援してね📣

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村